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展示会模型を3Dプリンターで作成

弊社では【機械模型】を作らせて頂く機会が多いのでその1つをご紹介致します。

お客様が制作を希望されているのは「展示会模型」です。
つまり自社製品を展示会場でスマートに理解してもらうためにパンフレットなどの「紙の資料」&「映像の資料」に加え「立体の資料」(模型)を使ってPRすることが目的になります。

今回の機械は「竹チップ温水ボイラ」というもので、近年需要の減った「竹」を燃料として温水を作る事ができる、いわば再生可能エネルギーマシンなのです。エコですね~。



※写真は燃焼バーナー

ほとんどの製品は図面から作られていますので、3Dプリントにつかう3Dデータも2次元図面から作っていきます。
すでに3Dデータをお持ちの場合はよりスピーディーに3Dプリントまでもっていくことが可能ですよ。

どのような素材で出力するかを考え、3Dプリント可能な最小厚を気にしながらモデリングを行います。

展示会模型の場合は製品の重要なポイントは詳細にデータを作り、シンプルで問題ないところは簡潔に作っていきます。
例えば展示会場で必ず説明を行う自社開発の機構部分などは、しっかり形状再現します。

お客様のご希望で色付きの3Dデータも制作致しました。


塗装前から塗装後のイメージが非常に分かりやすくなりますし、ご希望であればフルカラー3Dプリントも可能です。

今回の温水ボイラは銀色のモデルがあるため手塗装で仕上げることになりました。
※フルカラー3Dプリントでは金・銀・蛍光など特色が出力不可のため
正直申しまして、現時点ではまだフルカラー3Dプリントよりも手塗装の方が色の仕上がりは格段に上がります。
ツヤ消しやツヤありなど質感を調整できるのも手塗装の魅力です。

3Dプリントしたてのモデルがこちらです。サポート材が付かず強度があるナイロン樹脂で造形を行いました。

ちなみに、こちらの機械はコンテナに入っているものですのでコンテナも作ります。

写真のコンテナのような「面」だけで成り立っているものは3Dプリントで作るメリットはありません。こういったものはレーザー加工等のカッティングマシンで作ります。コストも抑えれますし、何より仕上がりが綺麗です。また、持ち運びの際に破損しやすい手すりやはしごなどのパーツは取り外しができるように作りました。

コンテナのドアもちゃんと空きますよー。取っ手やヒンジが良い感じで再現できていると思います。

ドア横のパネルは「デカール」というもので作ります。印刷シールみたいなものですね。

パーツを収納するウレタンケース↓

 

 

 

そして、塗装を無事に終えた竹チップ温水ボイラがこちら。。

 

模型サイズはコンテナ込みで横幅が約700mmです。1/20模型になります。これぐらいの大きさだと見映えがいいですね。

 

展示会が好評に終わる事を祈って実績紹介を以上とさせて頂きます。

 

 

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後日、展示会場でのディスプレイ写真を送って頂きました~。↓

 

 

 

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