こんにちは！トンコツ３Dモデラーのfukuoka・tanakaです。
シュリンクでは３Dプリンターを使ってイラストの立体化なんてこともやらせて頂いているのですが、その中でも特に数多くやらせて頂いているのが「お子様の絵をカタチにする」というサービスです。それにしても、子供ってほんとに不思議な絵を描きますよね～。色使いや絵の構図など、よく驚かされます。大人には想像できないような感性をもってるんでしょうね。

最近制作させて頂いたのは敬老の日にちなんで「おじいちゃん、おばあちゃんの似顔絵」の立体化サービスです。このイベントはイオンモール様のプレゼントキャンペーンでのお仕事でした。イオンさんは、プレゼント内容も先進的というか、攻めた内容というか、とても面白いですね。

さて、我々は当選者の描いた似顔絵の入稿を楽しみに待ってたのですが、、、担当者さまからこんな電話がありました。。。

 

「すみません、シュリンクさん…実は当選者のお子様の中に敬老の日とは少し違ったものを描いた方がおりまして…」

 

「あっ、そうなんですね大丈夫ですよ。何とかカタチにしますよ。とりあえず確認しますんで入稿お願い致します！」

 

そのお電話から数時間後、お店に届いた当選者3名の絵がこちら

 

 

1枚目　おじいちゃん

いやー、全然OKじゃないですかこれ。可愛いですね、描いたのは女の子かな？ハートが付いてておじいちゃんコレ貰ったら超嬉しいだろうなぁー。泣いちゃうんじゃない。

 

 

 

２枚目　わんちゃん

…おじいちゃん？おばあちゃん？犬のだけどね。すごく上手な絵じゃないですか。美術的な才能に溢れてるー！！
背景のハートやシャボン玉？も幻想的で素敵です。これは少し難しいけど、たぶん大丈夫。うまく制作できるはず。

 

 

 

３枚目　ドラゴン⁉

でたーっ‼すごいのキター！おじいちゃんでもおばあちゃんでもないっ！てか人間でもなければ哺乳類でもないぞ。空想上の生き物だ、言うなればユニコーンやメドューサの仲間じゃないか。
にしても、大人顔負けの画力！漫画家とか目指してる子なのかな？きっと男の子だよね。

でもこれはかなりハイレベルなモデリングを必要とするな。色味もグラデーションの箇所がかなり大変そうだぞ。でもやるしかない、シュリンクは子供の笑顔が大好きな企業なんだ、きっとうまくいく。あえてもう一度言おう

シュリンクは子供の笑顔が大好きな企業なんだ。

 

そして、制作開始

モデリング中の画像は諸事情によりございません。（忘れておりました）

 

３Dプリントした完成品がこちら。

おじいちゃん完成品

ハートがアクセントになって可愛いです。お子様の絵のタッチもそのまま再現してます。

一見台座の中心から立ち位置が外れている様に見えますが、重心を考慮して配置されています。

 

わんちゃん完成品

ハートやシャボン玉ありのパターンも考えましたが、最終的には全身を表現するこのかたちで決まりました。

瞳が愛くるしいです。ちなみに造形サイズは3種類とも約15ｃｍになります。

 

 

ドラゴン完成品

そのままでは座りが悪いため、岩にしがみつくかたちにする事で安定感を出しました。絵には無い裏側もスタッフが頑張って色付けしました。(もちろんモデリングソフト上で)

出力サイズに対しての素材強度を理解したうえで翼や牙の厚みを決めます。しかし、ここで大切なのはお子様の描いた絵を最大限そのまま生かすことです。手を加えるとせっかくの絵の価値が下がりますからね。

今回は私たちが直接お客様にお渡しする訳ではないので、当選者さまの反応を確認する事は出来ませんが、喜んで頂ければ幸いです。一番見たいのは一枚目のおじいちゃんフィギュアをプレゼントされる、おじいちゃんのリアクションだったりしますね(笑)

シュリンクではこのように絵や写真、図面などから立体モデルを作るサービスを行っておりますので、プレゼントでお悩みの方はぜひ一度ご体験下さい♪

※著作権・肖像権に反するものは制作不可となっておりますのでご注意ください。