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制作期間1ヶ月のヒミツ

 

oobasama

こんにちは、日清のトムヤムクンヌードルにずっぽりハマっているfukuoka.tanakaです。今回もお客様によく質問される内容をブログでお答えさせて頂きます。ちなみに前回は「それ、幾らするとー?」でした(博多弁)。長崎県島原市の島原弁だと皆さんご存知のように「こら、幾らすっとな?」ですね。

今回のよくある質問はこちら!!
「制作期間が長かぁ~」(博多弁)
もちろん島原弁だと。。。
「でくっとに時間のかかんね~」ですよね。

では、そのご質問に3つの大きな理由でお答え致します。 …あれっ⁉質問じゃないか、これ。

 

色ムラの修正

現在、日本にある3Dスキャナーの中には立体情報と同時にテクスチャ(表面画像情報)を取り込めるものが沢山あります。しかしながら、そのテクスチャには少なからず色ムラが出てしまいます。それは、複数のタイミングで複数の角度からデータを取り込むことにより起きるのが主な原因です。また最近ですと一瞬で3Dスキャンできるものもありますが立体が作りだすの部分まで消すことは出来ません。立体であるフィギュアに影を残すと、汚れのように見えて仕上がりがイマイチになることがあります。

色むら

そこで、shrinkは徹底的にこの色ムラを無くす作業を、専門スタッフの「デジタルスカルプター」たちが行います。カッコイイでしょ?この名前。デジスカって呼んで下さい。色の見え方は 実物(目)→写真→パソコン→3Dプリンター という具合に全部違うので、3Dプリンターで出力される製品を実物に近づけることは、とても時間のかかる大変な作業になります。

 

形状の修正

撮影したデータの中には身体と同じ比率で縮尺してしまうと、破損しやすくなるパーツがあります。例えば、帽子のつば・眼鏡・紐・指先・アクセサリー等があります。こういったデータは完成サイズに応じて最小限の修正を行います。つまりお客様の手に渡った時に壊れにくいように加工します。デジタルスカルプターが(笑)。眼鏡やアクセサリーは身体にくっつけることで強度を保ちます。

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※うちわの厚みを足して身体にくっつけたモデル

ここでの修正判断はとても難しく、作業場では「25cmフィギュアなら壊れないが、15cmフィギュアだと危ないねー」というような会話が飛び交ってます。この作業は3Dモデリングソフトを使いこなしているデジスカが行わなければ、フィギュアのバランスが崩れてしまいます。この作業も時間をかけて丁寧に行います。

 

出力後の最終判断

いくら慎重に色や形状の修正をしても、最終的に3Dプリンターで出力した後に見つかる問題も少なくありません。色の出方などはプリンターの細かな環境で毎日変わります。また、3Dプリンターからフィギュアを取り出す際のトラブルもフルカラー石膏3Dプリンターでは頻繁に起こります。ですので、shrinkでは、少しでも基準を満たしていない製品は再モデリング・再出力をします。shrinkの制作期間にはこの作り直し期間も含まれています。

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。。。というわけで

1ヶ月の納期を頂いている3つの理由でした。ちなみに1ヶ月というのは3Dスキャンして人物フィギュアを制作する際の納期ですのでお間違いなく。写真から制作のペットフィギュアやイラストからの制作等は別途お問い合わせ下さいませ。また、お急ぎの場合は、わたくしtanakaが飲まず食わずで制作してご対応致しますので、よろしくお願い致します。

 

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