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プラント模型を3Dプリント

朝晩は少しひんやりと秋を感じる季節になりました。
この「秋」なのですが、各地で企業の展示会が集中する時期ということをご存知でしょうか。

shrinkではこの時期にお客様の製品やサービスを紹介するための展示模型を制作させて頂いております。

ということで今回ご紹介させて頂くのは展示会用の「プラント模型」になります。

【 プラントとは・・・工場設備や産業用施設のこと 】

ちなみに同じplantで「植物」という意味もありますが、この場合別物です。植物模型は作りません。

展示会の日程というおしりが決まっており、かなりの短納期案件でしたが3Dデータをご入稿いただけるということでモデル簡略化を前提にお受けさせて頂きました。

まずはご入稿頂いた3Dデータを3Dプリント用に最適化する必要があります。なかなかのボリュームがあったのでお打ち合わせで納期内で出来ることとそうでない事をしっかりお伝えさせて頂きます。

特にデータ形式がCAD系であればスムーズに編集できますが、ご入稿頂けるのはSTL(メッシュデータ)のみでしたので栄養ドリンクを飲んで向き合うことにしました。

3Dプリントをお考えのお客様も以下三点は建物データあるあるなので、データ修正費が発生しないためにも知っておいて損は無しです。

①原寸で作られているので、縮尺に耐えられない
②面と面が離れている
③サーフェス構造になっている

     

★大人の事情で3Dデータの全体をお見せする事はできませんのであしからず★

①原寸で作られているので、縮尺に耐えられない

今回の模型スケールは1/100です。もともとの長辺が36,000mmなので模型サイズですと360mmのモデルになります。例えばデータの手摺をそのまま出力すると0.2mmになるので、細過ぎて破損してしまいます。3Dプリントであれば最低でも1~1.5mm厚は欲しいところです。もし納期に余裕があれば3Dプリントではなく金属棒やレーザー加工で別パーツとして作ることもできます。

全体的に厚みを足します。少しヌルッとしますが、模型全体で見た時に許容できる範囲で微調しました。

②面と面が離れている

画像を見て頂くと分かりやすいですが一見繋がっている様に見える面と面も角度を変えて確認すると離れていることが分かります。こちらは地面そのものを再モデリングします。

③サーフェス構造になっている

これもあるあるですが上の画像の階段は厚みの無い面(サーフェス)でできています。3Dプリントしても体積を持たないので何も造形できません。納期優先ということで階段はカットさせて頂く事になりましたが、納品後に階段だけデータを作り3Dプリントして接着する事も可能です。

誤解して欲しくないのですが、これらはご入稿データの作りが悪いわけではありません。3Dプリントする必要はなく、形状確認目的などであれば何も問題ないと思います。

さて出力ですが、納期とコストの関係で光造形で行ました。
サポート除去作業で廃人になる覚悟はすでに決めております。

こんな感じで鬼サポートが付く構造のモデルなので追加リポD注入してがんばります。
いや、ここはリポDスーパーに格上げか

サポート除去や研磨という地味な作業はとばして完成画像です。

入り組んだパイプ構造のプラント模型は3Dプリントとの相性がぴったりですね。

人物模型を置いてスケール感をイメージし易くしましょう。
うん、それっぽい。

あとは今回の納品先である東京ビッグサイトに無事に届けることも超重要ミッションです。
壊れにくく取り出しやすいよう梱包技術を駆使して発送しました。

展示会前日、お客様から無事に破損無く模型が到着したことをご連絡頂き、ようやくほっとしました。
あ~ほんとに良かった。

「展示会まで時間ないけど作れる?」みたいなご相談でも一度shrinkにご連絡ください。
この作り方なら、この素材なら、このサイズなら など 「無理」ではなく「出来るご提案」致します。

・・・たぶん(笑)  いやホントに無理なやつもあるから

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