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フィギュアに持たせる小物は、石膏より断然フルカラープラスチック!

先日3Dフィギュアを作りたいというお客様のもとへ出張スキャン撮影に行ってきました。

お客様は料理人でお店の大将、立派な生け簀もある居酒屋さんでの撮影でした。

そんなお客様がフィギュア制作にあたり譲れないものがありました。それは・・・

包丁 です!

料理人の命と言ってもおおげさではないでしょう。

↓実際の写真

「承知しました!包丁もしっかりと作らせていただきますね」

・・・とは言ったものの(笑)いろいろと問題が

包丁を造形するには…

問題① 光沢がある素材なので3Dスキャンできない➡写真からモデリングが必要
問題② 一体型で造形すると梱包・発送の際に包丁部分が破損してしまう可能性がある
問題③ 仮に別パーツで出力したとしても石膏だと破損しやすいので刃の部分に不自然な厚みをつける必要がある


※出典:東海旅客鉄道株式会社 JR東海

 

という訳で写真からモデリングしてフルカラープラスチックで出力してみました。しかも2種類。
包丁よりも隣のガラケーが気になって、「え?これ使ってんの?」なんてのはやめて下さい。充電1週間ももつんですから。

問題①は自力で解決しました。問題②についてはフルカラープラスチックであれば、力が加わっても壊れません。
それどころか、ぐにゃんぐにゃんに曲がります。(曲がってもちゃんと元の形状に戻ります)

そして問題③の厚みについてですが・・どれどれ

1.2mmです。まぁ、ここまで再現できれば、よかろー?(博多弁)

モデリングは1mmでしたのですが、出力品ではプラス方向に誤差が出ますのでモデリングの際はご注意下さい。

身体をフルカラー石膏で出力、包丁をフルカラープラスチックで出力したハイブリッドモデル

包丁は付け替え可能なので、「お魚な気分の時は刺身包丁で♡」なんていいんじゃないでしょうか。

今回の発見

フルカラープラスチックで厚みの薄いモデルを出力すると、出力物は柔らかい

ぐにゃんぐにゃんです。

 

ぐにゃんぐにゃん。

 

 

ぐにゃん ぐにゃん。               …ではまた。

 

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