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3Dプリンターで記念品を作る

今回のお話は佐賀県にある㈱西九州道路さまから頂いた「記念品制作」のお話です。

どこにも売っていない記念品

お問合せの内容はと言いますと。。。
【勤続10年のスタッフに贈呈する自社のマスコットキャラクターを使った記念品】を作りたいとのことでした。

ちなみに上のイラストのキャラがそうなんですが、お名前は「西道 踏男(にしどう ふみお)」くんだそうです。
道路などのインフラ整備を行っている会社さんなのですが、マスコットキャラを作る遊び心もあり、地元バスケットチームの応援や地域ボランティアなどお仕事以外の部分でも積極的に地域貢献している会社さんなのです。素敵ですね。

ひとまず、お打ち合わせを行った結果、勤続10年記念で贈った記念品が何か日常的に使えるものであれば理想的とのことで

出た答えは…

踏男携帯充電器!

に決まりました。 なんだか中国語みたいになりましたが、要は携帯充電器と踏男くんを一体化した記念品なのです。

まずは3Dデータから

後日、3Dデータの制作をスタート。今回はふみふみのデータと携帯充電器をセットする台座のデータの2種類が必要です。
さらに、「10th anniversary」のプレートを付けたいとの事でこちらは3Dプリントではなく、真鍮板にレーザー加工で文字を刻印します。

イラストは正面の1枚のみでしたので、後ろ姿はイメージで制作していきます。
制作途中でお客様に確認をしてもらい、気になる箇所の修正を繰り返すことでご希望のカタチにしていきます。

ふみふみのデータはこんな感じ。お客様の希望でイラストよりも丸っこくお腹もポッコリしました。
今もあるかは知りませんが野球ゲームの「パワプロ」のイメージでとご要望を頂きました。頭が大きいのでバランスを保つため足も少しだけミッキー化します。余談ですが私の野球ゲームの思い出は、ファミスタで「ピノ」を使い、盗塁しまくった記憶が最後です。

 

続いて台座です。まずは充電器を3Dスキャンしてサクッとリバースエンジニアリングします。

水色がスキャンデータ(充電器裏面)、シルバーの部分がモデリングしたCADデータです。

台座完成イメージ。3Dプリントし易いシンプルな形状を心掛けました。

おっと、真鍮銘板プレート用の台座を忘れてました。

これでOK。

 

3Dプリント

ではでは3Dプリントしちゃいますよー

ふみふみは光造形、台座はFDMです。モデルバランスをとるためふみふみの頭を分割して中空化する事で軽量化を図りました。

真鍮プレートも完成♪

 

踏男携帯充電器

では塗装完成品と台座と充電器を組み合わせてみましょ~

塗装に関しては実際のメルメットや反射板を参考にさせてもらいました。ヘルメットの光沢感も反映させますよー。

せっかくなので自分の携帯を置いてみた完成品がこちら

真鍮プレートも付けてみまーす。

無事に完成しました。

社員さん、喜んでくれればいいなぁー。

 

ちなみに20体必要なので、あと19体。。。頑張りますっ!

 

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shrinkでは皆さんの考えたオリジナルの記念品などのアイディアをカタチにかえます!
気になる方は、まずはお気軽にご連絡下さい。お待ち致しております。

 

私もようやく今年で勤続10年なんだけど、誰かなんかくれ。
ビール券くれ。ビール券。

 

 

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