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3Dプリンターで1/1スケールのマスクを作ってみた
原寸大のマスク、造形時間はなんと⁉…
実は私、無類のMARVEL映画好きでして、私物でスパイダーマンのマスクを4枚ほど持っています。という訳で(どういう訳だよ…)今回は職権乱用案件!大好きな物を会社の3Dプリンターで出力して愛でるというお話です。
MARVEL映画の中で黒人が初めて主人公になった人気作「ブラックパンサー」に登場する悪役「キルモンガー」を皆さんはご存知でしょうか。
マベラーじゃない人にとってはややマニアックかもですね。キルモンガーの説明はすっ飛ばして先に進めますが、このキルモンガーのマスクを3Dデータで再現した同士がいるんです。とても良く出来た3Dデータですので3Dプリントしてみることにしました。
ね。↑このデータよくできてるでしょ。これが凄いのは、なんと等倍で作られていることなんです。
つまり1/1スケールのデータなんです。
ゴム素材とかで綺麗に出力することができれば、ちゃんと被れると思います。今回はかたい樹脂で作るので観賞用ですが。。。
これだけ大きなサイズだと3Dプリンターも限られてきます。特にこのマスクは表面がボコボコした「シボ加工」のような形状をしているため微妙なマシンで出力しては綺麗に形状再現ができません。これを上手に出力するには精度が高く造形エリアの大きな3Dプリンターが必要です。
でも、そんな3Dプリンターあるわけ・・・あるんですっ!shrinkには。
サポート材の設定をやや太めにして安定感重視。失敗が許されません。
大きなものだと出力コストと時間が馬鹿になりません。アホになります。
造形時間は予想を遙かに上回る約50時間。
セミの一生の約7分の2の時間ですので、セミの青春時代はほぼ3Dプリント中という計算になります。
何とか無事に出力出来ました。かっこいい!売ってたら買うレベル。ボコボコもしっかりと再現できていますね。
塗装をお願いしてみた
ここまでくると塗装もしたくなるのがマベラーです。
ダメ元で本職さん(塗装屋さん)にお願いしてみたところ、かつカレー大盛りと引き換えに快くOKをもらいました。
・・・数週間後
最高過ぎる。 最高過ぎるじゃないか。
人の手に持つとこんな感じ。
よし、これ車に載せて誰かに自然なかたちで見つけてもらおう。
「おまえ、まさかヒーローだったの⁉」
ってな感じのマスクヒーローあるあるをやってみたくなりました。
脱線多めになりましたが、伝えたいことは大きなサイズのモデルを綺麗に出力したい場合もshrinkにお任せ♪
ということでございます。
ではまた。