フィギュア制作でよくある質問が。。。

キャラクター系のフィギュアを作りたいお客様からよくこんな質問をされます…

「イラストが1枚しかなくってさぁ、正面からしかないんだけどそれでも作れるの？」

ズバリ言います！　　できません！

ってウソです。すみませんね、企業の信頼にも関わる実績紹介で早くも嘘をついてしまいました。では、改めて…

できます‼

という訳で今回ご紹介させて頂くのは、とある企業様のオープニングイベントに合わせた「広報役のキャラクター」5体の実績紹介です。

実際に1枚だけのイラストからから作ってみた

実際にご入稿頂いたイラストがこちらになります。

かわいいですよね。なんかどの子もキャラ立ちしててゴレンジャー的な。。(おっと(ﾟДﾟ;)年齢バレする)

ただこれね、難しいんですよ少し。何が難しいかと言いますと、このイラストは立体感の捉えにくいシルエット系のイラストなんです。なのでモデリング前に何度か形状イメージのすり合わせを口頭でさせて頂きました。

モデリングは常に３Dプリントと塗装そしてプリント後の強度(破損しないかなど)を考えて行います。
ですので今回のモデルですと、しっぽやメガネ、葉っぱなどはパーツを分けて作りました。

３Dプリンターは光造形機を使います。
このマシンの樹脂は仕上がり面が滑らかで研磨しやすく、塗装も容易なのでフィギュア制作にはピッタリの素材になります。

各モデルデータにサポート材を付けて、いざ３Dプリントぉぉお！

無事に出力できましたー。毛や角の先端はすごく細いので造形中に破損しやすいのですが、無事に出力されて一安心です。

ではでは、塗装して仕上げていきますよ～。各イラストと比較しながらどうぞ！

シルエットイラストからは読み取れない毛や尻尾、角などが細かく表現されて、キャラクターそれぞれの魅力が増したのではないでしょうか！？

痛恨のミス発見⁉

さあて納品納品♪
・・・ん？
・・・・・あれっ？　無い？　パピィちゃん(ピンクのキャラ)のしっぽが。。。

いやいや写真の角度的な問題…

でもなさそうねw

はい、失敗した。急ぎで再造形じゃ！
ちなみに原因はモデリングの際にしっぽと胴体のブーリアン（結合）をし忘れたことでした。

修正後がこちらです。

食べ歩きが趣味のパピィちゃんのしっぽが無事に付いたことで、ようやく5体全て完成です。

↓お客様のInstagramでも活躍中のご様子↓

今回のようにイラストをもとにフィギュアを作成したい、3Dデータ化したい、と思われている方は是非ともお気軽にご相談下さい。
「できません！」　とは言いませんのでw　なるべく。。