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3Dプリンターで山笠男衆フィギュアを制作 その②

「山笠のあるけん博多たいっ!」

福岡県民なら誰もが(?)知っているこのフレーズ。懐かしいですね。

このCMのすごいところが、商品の中身を1度も見せないことです。しかも包装した状態の商品もほんの少しだけ最後に出てくるだけ…。

唯一の味を想像できるポイントが「粒あんをフレッシュバターでくるんだ粋な味」という点のみ(笑)

CMの大部分が山笠のイメージ画像です。

 

このCMからも分かるように福岡県民、中でも博多っ子は山笠を愛しているんです。

 

そんな山笠の3Dフィギュア制作ですが、今回は[その②]と致しまして3D編集中の画像を公開!

水法被の男衆のお尻に女性スタッフの瞳が輝いております。

写真 1 (2)

3Dスキャナーで上手くデータ化できなかった箇所などは、パソコン内で補正・修正作業を行います。複数枚の3Dデータを合成して1体の人物を作っているため、3Dデータに細かな「ずれ」が生じる事が多々あります。そういったずれを丁寧に修正していきます。

また形だけではなく、色に関しても3Dスキャナーで撮影した画像色のままでは、色にムラが出てしまいます。そこで別撮りしてあるスチール写真を元に実際の色味に近づけるペイント作業も行います。この作業も3Dモデラーとして大切な作業の1つです。

 

写真 3 (1)

上の写真の場合、頭の形がやや凹んでしまっているのと、手拭い(はちまき)の色データが頭側に飛び移っているのが分かります。

こういった箇所が修正の対象ですね。

また3Dフィギュアの素材は石膏製になるため、壊れやすい箇所をなるべく作らないのもポイントになります。

写真 2 (2)

今回、最も壊れやすい箇所と考えられる舁き縄は、強度を上げるため実際のサイズより僅かに大きくしております。

また、浮いていた舁き縄を体に引っ付けることによって破損しにくくしております。

このような細かい作業が3Dフィギュアを作る上でとても重要になってきます。

 

さてバリバリ作っていきますよー(∩´∀`)∩

次回はいよいよ3Dプリンターによる出力か!?

乞うご期待(*´з`)