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家庭用3Dプリンターは価格だけで選ぶと失敗します

こんにちは!fukuoka tanaka です。

暑くないですか?最近。。。 いや暑い!絶対。

ダメ 絶対!

だってほらシュリンクの前にこんな車が来てるもん

写真 (8)

やっぱり来てますねが♪ 行きたい。  宇美じゃないよ。

 

今日は家庭用3Dプリンターを買おうかなとお考えの皆様にお伝えしたい内容になっております。

3Dプリンターを選ぶのに価格だけで判断してませんか?もしくは積層ピッチをそのまま完成のクオリティに結びつけてませんか?

 

というわけで、家庭用3Dプリンターを選ぶ際に知っておきたい10個の判断材料をお伝えしちゃいます。

 

今回は「この3Dプリンターが良い」とか、「この3Dプリンターは値段の割にお勧めできない」とかは言いません。あくまで判断材料をお伝えするだけですので、あとはご自身で自分に合った1台を是非探してみてください。

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①造形方法を選ぶ

最近までは家庭用=熱溶解積層でした、理由は1つ手の届く価格だから。しかし、ここ最近急激に低価格なものが出だした造形法があります。それが光造形による3Dプリンターです。それでも数十万円はしますが、選択肢にいれてもいいと思います。造形物の完成度を優先されるのであれば、光造形は大変おススメです。

 

②積層ピッチを知る

積層ピッチとは造形1層1層の長さ(間隔)です。積層ピッチが細かければそれだけ段差が目立たず、完成度の高い造形物を作ることが可能です。積層ピッチは0.1mm~0.3mmなどの様に選べるタイプの物もあります。

 

③外寸と重さを知る

家電販売店に置いてるものなら見たり触ったりできるので良いのですが、インターネットでの購入をお考えであれば必ずおさえておきたいのが外寸と重さです。「デスクに置いて使おうと思ったが大きすぎた。」「重すぎて持ち運びが大変。」という話もよく聞きます。どういう場所に置いて、移動させることはあるのかも考えておきましょう。

 

④最大造形サイズを知る

家庭用3Dプリンターは大きな機械本体であれば大きなものが作れるという訳ではありません。外寸はこちらが小さいけど最大造形サイズはこっちの方が大きいなんてこともよくありますのでしっかり調べておきましょう。

 

⑤組み立てが必要か

3Dプリンターの中には最初から組み立ててあってすぐに使えるものから、完全にバラバラで工具がないと組み立てられないものまで、いろいろあります。購入後に困らないためにもしっかり調べておきましょう。

 

⑥使用可能な素材を知る

熱溶解積層法による3Dプリンターの場合一般的にABSが使えるもの、PLAが使えるもの、またその両方とも使えるものなどがあります。今後は沢山の素材が出てくると思うので造りたい物に応じた素材を選びましょう。
ABSの特徴:強度があり完成後のヤスリ掛けや塗装も楽。樹脂の熱収縮性により大きい造形にはあまり向かない。
PLAの特徴:ABSほど熱収縮しない、植物由来の成分なので環境に優しく造形中の臭いもクサくない。モデルへの塗装はしづらい。

 

⑦造形時の安定性を知る

これが意外に大切で、それでいて調べにくいんですが機種ごとに造形ベッドの「ぶれ」に大きな差があります。造形ピッチだけで判断してしまうとこの「ぶれ」による悪影響で仕上がりが悪くなる場合があるんです。ですので、機械の構造を知る必要があります。例えばBOXタイプの物かそうじゃないのか、造形ベッドを動かすパーツはしっかりした物かどうかなどです。インターネットを利用してクチコミを見るのもいいかもしれません。

 

⑧サポート材について知る

家庭用3Dプリンターの場合、造形するにあたりサポート材が必要なときが多々あります。もちろん完成後はこのサポート材を取り外すのですが、メーカーごとに外す方法や取り外しやすさが違います。これはとても重要で外しにくい物になると完成品にキズをつけてしまう事さえあります。液体につけて溶かすタイプなどもあるので、しっかりと調べておきましょう。
※サポート材:造形の際に素材が空間に噴射されるのを防ぐ土台のようなもの

 

⑨素材(フィラメント)の価格を知る

見落としがちなのがこれ、各3Dプリンターの純正フィラメントの価格はバラバラなんです。つまりランニングコストが非常に変わってくるということなんです。重さでの表記や長さでの表記もあり、さらにカートリッジ全体での重さで書いてあったりと困惑しますが、しっかりと調べておきましょう。

 

⑩メーカーサポートについて知る

家庭用3Dプリンターは必ずトラブります。しかも頻繁に。ですので大切なのがサポートセンターなどの有無なんです。とくに海外製は気を付けないと英語でのHELP対応くらいしかないー!、なんてことになると大変ですよ。操作マニュアルも日本語版があるのかチェックしておきましょう。

 

以上が家庭用3Dプリンターを選ぶ際に知っておきたい10個の判断材料でした。もちろん価格もとっても重要なんですけどね(笑)

皆様の楽しい3Dプリントライフを応援します。